walkbandの使い方が分からない!1曲作るための手順をしっかり解説
2018/11/07
無料作曲アプリ「Walkband」、音源の質が非常に優れており、操作性もシンプルなので当サイトでは曲作りの入り口として薦めています。
ただダウンロードしても、いざ作曲を始めようと思っても、どこから手をつければいいのかさっぱり分かりませんよね?
よって今回は1曲作るための必要なWalkbandの知識と、各楽器の使い方、Q&Aについて解説していきます。
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Walkbandで1曲作るための「各楽器の使い方」
Walbbandでは録音した様々な楽器を1つにまとめる「マルチトラックシンセ」を軸として曲を作っていきます。
作曲(DAW)ソフトに比べて、ボタンも少なく複雑な機能が削ぎ落とされているので、初心者の方も入りやすいです。
1:マルチトラックシンセの使い方
Walkbandを起動したらまず「6つの選択画面」が表示されるので「マルチトラックシンセ」を選択してください。
今回は新しく曲を作るので「新曲」を選択してください。(既にwalkbandに録音済みのデータがある場合は「記録からの新曲」を選択)
既にDAW(作曲ソフト)を使ったことのある方はこの画面に親近感が湧くのではないでしょうか?
左に表示されている「+」マークから「ピアノ」「ギター」「コード」「ベース」「ドラム」などの楽器トラックを追加していきます。
2:曲の基盤となる「ドラム」の使い方
ドラムの録音といっても実際のドラムを用意するわけではなく、Walkbandに内臓されているソフト音源を使用します。
左の+マークをタップして楽器選択の画面を出してください。
ドラムの録音方法として「ドラムパッド」と「ドラムマシン」の2通りがあります。
「ドラムパッド」は指でタップしながら録音するのでどうしてもズレが発生してしまい、後から細々と編集するのが大変です。
反対に「ドラムマシン」は小節に合わせてMIDIのように打ち込めるためズレが生じずに便利です。
上段が「スネア」、中段が「バスドラム」、下段が「ハイハット」で4ビート(正確に言えば8ビートですが...)を形成しています。
また音の強弱も表現することができ、黄土色が「弱」、蜂蜜色が「中」、明るい黄色が「強」です。
上に貼り付けたMP3音源を聞いていただくと、音の弱いところと強いところがお分かりになると思います。
四角で囲った「赤丸ボタン」を押すと、先ほどパッドで打ち込んだドラム音源が録音されます。(録音を止める場合はもう一度押してください)
左上の「←」をタップするとマルチトラック画面に戻ることができます。
(Walkbandでは一度マルチトラック画面に戻ってしまうと、再び楽器編集画面に戻ることはできません。新しくトラックを作る必要があります...)
マルチトラック画面にドラムパッドのMIDIロールが打ち込まれていれば成功です。
作ったトラックを消したり音量を変更したり、MIDI編集をしたい場合は「楽器サムネイル」をタップしてください。
上3つは「トラックのミュート設定」「トラックの削除」「トラックの音量変更」です。
「楽器を変更」という項目は、ドラムの種類を変更することができ、「ジャズ」「ダンス」「ヒップホップ」「打楽器」「ロック」といった様々な曲のジャンルに対応しています。
「MIDI編集画面」に飛びたい場合は一番下にある「トラックの編集」をタップすると下記画面が表示されます。
残念ながら新しくMIDIを打ち込むことはできませんが、録音したMIDIを「移動」したり「長さを変更」することはできます。
ドラムパッドの場合、MIDIにズレは生じませんが、ピアノやギターなどの楽器はどうしても音がズレてしまうため、「移動」を使用することが多くなります。
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2:ベースの使い方
作曲のオーソドックスな手順として「ドラム」⇒「ベース」⇒「ピアノ」があるので、次にベースを録音していきます。
マルチトラックシンセ画面で「+」マークをタップして、ドラムトラックの下に「ベーストラック」を追加します。
上記がベースの基本画面となります。
赤枠で囲った箇所は「ギター奏法」でピック弾きで録音するのか、指弾きで録音するのかを選ぶことができます。
青枠で囲った箇所をタップするとギターの種類が表示され、上記画像のように「アコースティック」「ピック」「スラップ」などに変更することができます。
録音時はドラム同様に●を押すのですが、リアルタイムのためどうしてもタイミングがずれてしまいます。補助ツールとして●の横にあるメトロノームがあるのでそちらを活用してみてください。
また指板(しばん)の「CDEFGAB(ドレミファソラシド)」を把握している前提でないと、ベースを録音することが困難なので「こちらのサイト」を見ながらやることをオススメします。
3:ピアノでコードやソロを録音する
ピアノ音源には二種類あり左が「オーソドックスなピアノ」、右が「コードのみのピアノ(和音)」です。
本来コード(和音)を録音するとき、スマホやタブレット画面に指を複数本同時にタップしなければなりませんが、右の「コード」を利用することによってその手間を省略することができます。
上画像は「コード」の楽器編集画面です。
赤枠の部分をタップするとそれぞれのコードが鳴り、上に行けば行くほど音が高くなります。
また下3つは「コードの構成音」で、Cコードであれば下から「ド・ミ・ソ」と音階が上がっています。(3つのそれぞれの音を確認したいときにタップしてください)
ドラム・ベースと録音方法は同じですが、度々レイテンシー(遅音)が発生して音がずれることがあるので気を付けてください。
こちらのピアノ音源はソロを録音したいときや、ガイドメロディーを作りたいときに使用するのがベターです。
ご丁寧に音階も表示されているので、ピアノを触ったことがない方でも分かりやすいです。
4:ギターの使い方
ギター音源を録音したい場合は「+マーク」⇒上段左から3番目のサムネイルをタップしてください。
フリーのアプリとは思えないほど非常に質の高いギター音源です。
上段にある「Am」「C」「Dm」「D」「Em」「E」「Bm」のコードがあるのですが、それぞれをタップすることによってコードを鳴らすことができます。
(左の歯車で表示させるコードを変更することができます。)
また右の「赤・紫」で囲った箇所はストロークの種類を指しています。
紫をタップすると「上からのストローク(ダウンストローク)」、赤をタップすると「下からのストローク(アップストローク)」になります。
ぜひ録音する際の参考にしてください。
四角で囲った箇所をタップすると「ギターの種類」を変更することができます。
WalkbandのQ&A
Walkbandで作曲手順、各楽器の使い方が分かったところでアプリに関する質問についてお答えします。
WalkbandでMIDIの打ち込みってできないの?
デジタルでの作曲といえばソフト音源を用いて「MIDI」を打ち込んでいくのが主流です。
しかしWalkbandでは「内臓音源」を鳴らして録音することはできるけれど、何もないトラックからMIDIを打ち込んでいくのは不可能です。
(前述したとおり録音されたMIDIを移動したり長さを変更することはできます。)
つまりWalkbandの役割を一言で表すと「マルチトラックレコーダー」です。
ホーム画面に表示される広告の削除方法
無料作曲アプリなので、ホーム画面に戻るたび広告が表示されるのは仕方のないことです。
しかし作曲の最中に誤クリックで飛ばされたりすると煩わしく思うことがありますよね?
有料になってしまうのですが、長期的にアプリを利用するのであれば560円で広告を消すことができます。
ホーム画面左上の三本線メニューマークをタップしていただくと、「広告の削除を購入」という項目があるのでタップしてください。
後はお支払い方法を選択して、支払いが完了すると、Walkband利用中に表示される広告が完全に無くなります。
WalkbandをPCで使いたい場合
ライバルアプリGragebandとは違って、残念ながらWalkbandのPC版はリリースされていません。
そのためどうしてもPC画面上で使いたい場合は、NOXやBLUESTACKSなどのエミュレーターソフトを使用するしか方法がありません。
ただPCで使用する場合、マウスクリックでは「ピアノなどの和音を同時に弾けない」ので注意してくださいね。
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