10分で作曲できちゃうカノンコード【SEKAI NO OWARIも使用】
2016/05/15
今回は「これから作曲を始めるぞ!」「始めたいけどコードの仕組みがわかんない!」
このような人の助けになればと思い、微力ながら記事にさせていただきました!
タイトルの通りカノンコードを使い、10分でオリジナル曲を作ってしまおうという内容です。
「10分で曲が作れるわけない!」と疑ってしまいますが、僕はどんな人でも作れると確信しています。
それでは順に説明していきます。
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カノンコードの進行
カノンコードを構成する主軸音
まずは再生してみてください。カノンコードを構成する主軸音だけで進行させてみました。
なんとなくどこかで聞いたことのある覚えがありませんか?
カノンコード(和音)
D → A → Bm → F♯m → G → D → G → A
コード進行は以上の通りですが、初心者の方が覚える必要は全くありません!
アルファベット表記で示すより、「ドレミファソラシド」の音階で示すと分かりやすいかと思います。
レ → ラ → シ → ファ♯ → ソ → レ → ソ → ラ
このほうが打ち込みやすいですし、カノンコードの進行が早く覚えられます。
ただ、あくまで主軸音の進行なので、実際の和音の構成はコチラのサイトでその都度確認したほうがよいです。
カノンコードで曲を作ってみる
とりあえずコードをループさせる
まずは上記のカノンコードをイントロ、Aメロ、Bメロ、サビ関係なくひたすらループさせます。
多くの作曲家はメロディーから作るより、コード進行に合わせてメロディーを作っていくことが多いです。
鼻唄で適当にメロディーを歌ってみよう
無の状態からメロディーを作ることは、初心者からすれば非常に難しいです。
しかし、コード進行が基盤にあると、メロディーの思いつきが格段に高まります。
コード進行のループに合わせて、メロディーを鼻唄で歌ってみてください!
とりあえずやってみましょう!!コード進行に合わせて鼻唄でどうぞ!!!
どうでしたか?思ったより、メロディが浮かんできませんでしたか??
ちなみに不協和音を気にしている方は安心してください!!
基本的に今、あなたがイメージしたメロディーはコード進行に忠実に合っています。
不協和音とは聴いていて不快なハーモニーですよね??
ということは歌っていて気持ち悪く感じなければ大丈夫です!
録音機材を持っている方は今作ったメロディーを保存してコード進行と照らしてみてください!
きっとうまくいっているはずです。
DTMをやっている方は、今出来たメロディーを打ち込んでしまいましょう!!
カノンコードで曲を作ってみた
浮かんだメロディーはこちら
私がやった場合このような感じになりました。
1回再生して鼻唄で作ったものをメロディーにしただけです。
この作業を繰り返すと慣れてきてカノンコードで何個も作れちゃいます(笑)
コードと合わせてみた
先ほどのメロディーをカノンコードと合わせてみました。
不協和音になっていないことが分かると思います。
コードとメロディーが合わさることでようやく作曲らしくなってきました。
ちなみに、ここからの作業が「編曲」と呼ばれるもになります。メロディーさえできてしまえば作曲として成り立つんですよね!
そしてDTMで一番楽しいのは、曲の土台が完成した後だと思っています。
ベースを加えてみた
初心者でも分かりやすいように、ベースの打ち込みはコード進行に合った「ルート弾き」にしました!
ルートとは「コードを構成する主軸音」の名称です。
低音のベースが加わることで、曲を支える軸ができます。
DTMを始めた頃はベースを軽視しがちですが、やっていくうちにその重要性が分かってくると思います。
ドラムも加えてみた
こちらのドラムは以前の記事【ドラム 打ち込み】 MIDIパターン作ってみた 【無料配布】で作ったMIDIパターンをアレンジして加えてみました。
各パートごとのMIX作業はしていないので、それぞれのパートが埋もれていますがご了承ください。
このようにドラムを入れると曲の雰囲気が一気に変わります!
ちなみに僕がいつも作曲するときは、最初の段階でドラムを打ち込んでしまいます。
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カノンコードの使用している曲の例
Dragon Night
イントロ部分からサビまで、そのほとんどがカノンコードとなっています。
イマイチ分からないという人は、ピアノとメロディーを合わせたものを作りましたので再生してみてください↓
どうでしたか?カノンコードにメロディーが忠実に沿っていると思います。
一流アーティストまでもが、カノンコードを活用して曲を作っているのです!
その他にも...
1990年のシンガーソングライターのKANさんが作った「愛は勝つ」という曲。
1991年のレコード大賞の受賞曲にもなり、若者からお年寄りまで知っている曲だと思われます。
聞いて分かるとおり、サビ部分にカノンコードを使用しています。
2005年にリリースされた大塚愛さんの「プラネタリウム」
紅白出場した際もこちらの楽曲を披露しましたが、サビ部分はカノンコード進行です。
まとめと感想
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コード進行の仕組みを覚えずとも誰でも曲を作ることが出来る
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世の中にはいろいろなカノンコード曲が溢れている
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コード進行にあわせて自分だけのオリジナル曲を作ろう
私は作曲を始めようと思ったとき、DTMの知識もなく、曲を作る仕組みなど全く知りませんでした。
そこで出会ったのがカノンコードです。
まずカノンコードで山ほど曲を量産していくうちに不思議と曲作りの感覚が分かっていきました!
そこでドラムの打ち込みを学んだり、ベースの進行を学んだりと積み重ねていきました。
作曲の経験値を上げるためにカノンコードは最強だと思っています。
ぜひぜひ皆さんも曲作りに活かしてみてください。
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