オーケストラ音源「EASTWEST Symphonic Orchestra Silver」 をレビューしてみた!
2016/05/14
今回は2015年の2月頃に購入したオーケストラ音源「EASTWEST Symphonic Orchestra Silver」をレビューしていきますよ!
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導入してみた率直な感想
名古屋にあるイシバシ楽器店さんで14000円弱で購入させていただきました!
DTMソフトで1万円台というのは比較的安いのですが、値段以上のサウンドと操作性でした!
私は、購入前にYoutubeのレビュー動画や公式サイトのサンプルデモを聞いてからお店に行きました。
そのため音色の質や種類などをある程度把握していましたが、実際自分の曲中に取り入れると格段に良さが分かりました。
それまではCUBASEの付属音源を使っていたので、感動が倍以上になったのでしょうね(笑)
それぞれの楽器の音色はどうか?
ストリングス系
ヴァイオリン
カノン進行に合わせてヴァイオリンを打ち込んでみました。
前半が「ヴァイオリンロング」のレガートで、後半が「ヴァイオリンショート」のクイックアップという音色です。
他の方のレビューにもあるようにヴァイオリンなどのストリングスの質は微妙だといわれています。
確かにロングは打ち込み感が滲み出てしまいますね...
ただショートは生のヴァイオリンに近い感じがして、個人的には凄く好みでした。
ベタ打ちではなく、しっかり強弱やアクセントを付けることで生演奏に近づけると思います。
ヴィオラ
私としては、ストリングス音源の中で、ヴィオラが一番打ち込み臭い感じがしました。
ただEASTWEST社の下位版で、1.4万円の値段を考えると相応だと思います。
ただ、バンドアレンジや、バラード曲ではエレキギターとの相性も良いので使わせていただいています!
チェロ
...チェロの響きめちゃくちゃ良くないですか?
4つのストリングスの中でも最も質が高いと感じたのがチェロでした!
低中音がグッと引き締まって、さらに弓と弦がぶつかり合うアタックも感じられます!
ダブルベース(コントラバス)
コントラバスのソロ音色もあったのですが、こちらはC0のミから下の音が出なかったので正直残念でした。
ただ、ダブルベースは低音もしっかりと出せていたのでこちらを紹介します。
若干、音の濁りがあるのが気になります...
1オクターブ上で演奏させると生音っぽく響いてくれますが、それだとチェロで十分なんですよね...
ブラス音源
トランペット
上から目線で失礼なことを言いますが、もう少し太い音が欲しかったです...
これだと音が細すぎて、まるでシンセサイザーで1から作った音色のような感じがします。
ショートの音色は使えますが、ロングの音色はソロとしては使うことができませんね。
トロンボーン
中音を担当するトロンボーンですが、音色の質はかなり良いと感じました。
空気を送り込むときに鳴る擦れた音も上手く表現されており、ミックス次第では生楽器と変わらないレベルまで持っていけそうです。
ホルン(フレンチホルン)
神々しい音色ですよね!!
ブラスの低音を担うわけですが、しっかりと響きがあってベタ打ちでも十分に使えそうです。
トロンボーンの音階とあえてずらすことで、美しいハーモニーを作ることができます。
その他の菅楽器
フルート
EASTWESTのSilverでここまで音質の優れたフルートが使えるなんて正直驚きました。
ロング、ショートどれをとっても人間が演奏しているように感じます。
すべてベタ打ちなのですが、ビブラートやアクセントも自然に作られているのが本当に凄いです!!
このフルートを手に入れるためだけに1万払っても良いレベルだと思っています。
クラリネット
まさにクラリネット!!って胸を張っていえる音質だと思います。
オクターブを下げて、フルートとユニゾンさせると、それぞれの音色の響きが倍増されますね!
(ちなみに音の繋がりがぎこちないのはベタ打ちだからです。)
オーボエ
後の合奏に合わせるため、音を少し高くしましたが、オーボエ本来の味が引き出されている良い音源だと思います。
楽器を合わせてみた
打ち込み感は多少なりともありますが、それぞれの楽器の良さが凝縮されていると思います。
ただ今回、容量の問題でティンパニやシンバル、ハープやピアノなどをご紹介できませんでした。
Youtubeにて使用動画があがってますので参考に聴いてみてください^^
オーケストラ楽曲を作ってみた
EASTWEST Symphonic Orchestra PLAY Edition Silver Completeの音源だけを使用して曲を作ってみました!!
その中から1曲ほど紹介します^^
友人の特撮用に作りました。
まとめ
いかがでしたか?
この値段に対してこれだけいい音が収録されているのは他にはないと思われます。
ストリングスにもレガートやショートなど奏法によってジャンルわけされており非常に便利です。
収録音源にはオーケストラ以外にも使えるSEなども多少はいっており、ジャンルによっては一味工夫を加えることが出来ますね。
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